IT転職マニュアル~未経験からエンジニアになる方法

システムエンジニアやネットワークエンジニアなどのIT転職を未経験の方が成功させるためのマニュアルを紹介しています。

将来性のあるプログラミング言語~未経験者が学ぶおすすめは?

どんな職業も常に最新の情報や技術を取り入れていくのは大切なことですが、技術の進化が早いIT職種はそれが特に顕著。ネットワーク技術であれば今は5Gがもてはやされていますが、いつ6Gに変わるかは誰も予測ができません。

 

プログラミング言語の場合、その言語自体が進化する場合もありますが、新しい言語が開発されたり、これまでとは別のプログラミング言語が主流になるなどの変化があります。ニーズの高い言語を習得すれば、転職にも有利で、フリーランスであれば仕事を獲得できるチャンスも広がります。

 

このページでは、未経験者が今から学ぶのにおすすめの将来性のあるプログラミング言語を、選ぶポイントや特徴なども合わせて解説していきます。

 

参考)

 

【2020年最新】学習がおすすめの人気プログラミング言語ベスト5 | IT転職でイイミライ~おすすめエージェント&スクール比較サイト

 

 

プログラミング言語を選ぶポイント

おすすめのプログラミング言語を紹介する前に、学習したい言語の選び方のポイントをまとめました。難易度、求人数、年収、どのサービスに使えるかの4つの点を解説します。

 

POINT 1. 難易度

初心者がプログラミング言語を学ぶ際は、他のポイントを押さえつつも難易度の低いプログラミング言語を選ぶ必要があります。

 

プログラミング言語により、習得難易度は大きく差があります。例えばホームページを作成するために利用されるHTMLはテキスト言語ですが、命令が英語ベースなので比較的理解しやすく習得も簡単。特別な開発環境も必要なく、作成したプログラムはブラウザですぐに確認できます。

 

しかし、HTMLはWEBエンジニアの必須スキルである一方、誰でも習得可能なため、HTMLができるだけでは転職できません。難易度だけで選ばず、求人数や年収も合わせて確認する必要があります。

 

難易度は、単純にプログラミング言語のわかりやすさだけでなく、開発環境が容易に準備できるか、情報が簡単に入手できるかなども考慮。HTML以外ではCSSJava Scriptは特別な環境が不要で、難易度が低いプログラミング言語です。

 

POINT 2. 求人数

求人数はそのまま需要と考えられるため、プログラミング言語を選ぶ際の大きなポイント。IT職種に特化した転職エージェントの求人情報検索を利用すると、言語別の求人情報に絞り込みができ、求人数の参考になります。

 

例えばIT転職エージェント・レバテックキャリアで調べると、最も求人件数が多いのは圧倒的な差をつけてJava、次いでPerlPHPJava Scriptと続きます。これら以外でも求人件数が常に3桁あるようなプログラミング言語を学習すれば、安定的に求人があるプログラミング言語と考えてよいのではないでしょうか。

 

POINT 3. 年収

未経験からITエンジニアやプログラマーに転職したい人の多くは、高年収を期待しているのではないでしょうか?選んだプログラミング言語により年収額も差が出るため、事前に確認しておきたいポイントです。

 

IT職種は経験により年収差が大きく、単純に求人情報を見るだけでは高収入が得られるプログラミング言語かどうかを判断するのは難しいため、IT情報サイトなどがデータ分析などをしているものを参考にします。日経XTECHが2019年11月に発表した「開発言語別・技術者年収ランキング」を見ると、1位はJava Script、次いでSQLC/C++、R、VBAPythonと続きます。

 

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上位3位のプログラミング言語に限らず、一般的にプログラマー、SEは前職種の平均年収より高めな点も考慮。これら以外の言語でも上位に名前の挙がっているプログラミング言語でまとまった求人数があるものを選べば、高収入は期待できそうです。

 

POINT 4. どのサービスに使えるか(将来性・トレンド)

プログラミング言語はそれぞれ得意なサービスやシステムの開発があります。以前は企業の基幹システム開発で利用されるような言語が主流でしたが、現在はWEBサービスやゲーム、スマホアプリ、AIや人工知能、データ解析に利用可能なプログラミング言語の人気が高く、求人や案件が多数見つかります。

 

この中から、将来性や現在のトレンドを加味し、自分が開発したいサービスの言語を選ぶのがおすすめ。学習を始める前にプログラミング言語ごとの向き不向きを確認しておくのが大切です。

 

 

今から学ぶ未経験者におすすめのプログラミング言語

ここからは、今から学ぶ未経験者におすすめのプログラミング言語を個別に解説します。

 

1. Java Script

未経験者が学ぶおすすめのプログラミング言語は、難易度、求人数、収入のバランスが取れているJava Script。特別な開発環境がいらないというのは、未経験者にとっては重要で、またインターネット上だけでなく書籍などを使って順を追って学びやすいという利点も大きいです。

 

ただし、Java Scriptはブラウザ側のプログラミングができるだけでは十分でなく、Node.jsサーバーサイドJava Scriptやフレームワークの習得も求められます。こちらは独学ではややハードルが高くなるためオンラインプログラミングスクールなどを利用すると効率的に学べておすすめです。

 

2. Java

JavaJava Scriptと名前は似ていますが、全く別のプログラミング言語。初心者にはJava Scriptに比べやや敷居が高く感じますが、求人件数が圧倒的に多く、高収入も期待でき、WEBサービスからゲームアプリまで幅広い開発で利用可能で、迷ったらJavaにしておけば間違いない、という声もあります。

 

Javaは利用者が多くWEBで情報を集めやすく、プログラミングスクールの選択肢が多く学習しやすい環境も魅力的。Tech Academy Proのような転職保証付きプログラミングスクールもあるので、転職しやすさでも注目したいプログラミング言語です。

 

3. Python

将来性からみて注目度の高いプログラミング言語がAIや人工知能分野で利用の多いPython。求人件数や年収も年々増加傾向で、トレンドを重視するならばPythonがおすすめです。

 

少ないコード量でプログラムが作成でき、わかりやすいため初心者も習得しやすいという利点があります。海外ではAIだけでなく、WEBサービスの開発にも利用されています。

 

AI、人工知能と聞いて難しく感じる人は、入門レベルのPythonを無料で学べるAidemyのようなサービスを利用するのもおすすめ。自分にできそうか確認して、興味を持てたら有料クラスに進むことができます。

 

4. Ruby

開発者が日本人ということもあり、日本語情報が豊富で、利用企業も多い点でおすすめなプログラミング言語Ruby。コーディングがしやすく、フレームワークの利用で短時間でプログラミングができる(つまりわかりやすい)という点で初心者におすすめです。

 

WEBサービス以外ではWEBアプリ、ゲームなどの開発にも利用されるRubyは、プログラミングスクールを利用して習得し、転職に成功した人も多い点もおすすめ理由の1つ。テックキャンプ・エンジニア転職のようなサービスをうまく利用すれば、未経験からITエンジニアへの転職も難しくありません。

 

5. PHP

上記4つのプログラミング言語と比べると、トレンド面ではやや劣るものの、初心者が学びやすく、求人も安定的にあるという意味でおすすめなのがPHPです。PHPはHTMLに埋め込んで利用できることから、問い合わせフォームやショッピングカートなどで利用がされてきたプログラミング言語

 

一方、海外ではPHPで作られていたサービスが他の言語に置き換わっていくなど将来性があるとは言い切れない点がデメリット。HTMLやCSSSQLなどとあわせまとめて学習し、WEBプログラミングの基礎を学ぶという意味でおすすめです。

 

6. Swift

未経験者が学ぶ将来性のあるプログラミング言語、最後はSwiftです。他の言語と比べ求人数は少ないものの、iPhoneアプリで利用されることからゲームアプリを開発したい人に特におすすめ。

 

書籍を利用して独学で学ぶことも可能ですが、iPhoneアプリ開発をまとめて学べるTech AcademyのiPhoneコースのようなプログラミングスクールを利用すると効率的。iPhoneアプリの開発ができるようになれば、転職だけでなく副業的に収入を得ることも可能なことから、Swiftはおすすめのプログラミング言語です。

 

 

参考)

 

【2020年最新】学習がおすすめの人気プログラミング言語ベスト5 | IT転職でイイミライ~おすすめエージェント&スクール比較サイト

IT転職・未経験からWEBデザイナーになる方法

システムエンジニアプログラマーと比較し、難しい知識や資格なしでなれるのではと思われがちなIT職種、WEBデザイナー。未経験者ほどデザインの仕事という印象が強く、センスがあればWEBデザイナーになれると考えている人も多いようです。

 

このページでは、WEBデザイナーの実際の仕事内容、必要なスキルや資格、年収など待遇を解説し、未経験からWEBデザイナーになる方法を紹介します。

 

参考)

未経験からWEBデザイナーになるには?【在宅・フリーランスで働く】 | IT転職でイイミライ~おすすめエージェント&スクール最新情報

 

1. WEBデザイナーの仕事とは

 WEBデザイナーの仕事とは、一言でいうとWEBサイトの制作。WEBサイトは1枚のイラストではなく、HTMLというプログラミング言語(コード)で作られており、CSSを使って文字や背景のデザインを指定します。スライドショーや簡単なプログラムなど動的ものが必要な時はJavaScriptや、その他RubyPHPなどのプログラミング言語を使う場合も。WEBデザイナーはHTMLとCSSJavaScriptなどを駆使して、WEBサイトを作り上げていきます

 

HTML・・・HyperText Markup Languageの頭文字をとったもので、情報の位置や内容を指定します。

CSS・・・Cascading Style Sheetsの頭文字をとったもので、HTML内の文字や背景などデザインにまつわる情報を記載します。単にスタイルシートと呼ぶことも。

JavaScript・・・動的なWebページを作成する事のできるプログラミング言語。通常はブラウザー上で実行されますが、サーバー側で動かすことのできるJavaScriptもあります。

 

WEBサイト作成の流れから、WEBデザイナーの仕事を具体的に見ていきます。

 

初めにWEBディレクターやプロデューサーがコンセプトや目的を明確化し、コンテンツ(WEBサイトに記載する内容・項目)をまとめます。WEBデザイナーはこの情報を基に、Illustratorなどを利用しWEBページをデザイン。通常はトップページとコンテンツページのテンプレートの2ページについて、2~3パターンのデザインを作成し、デザインの方向性を決めていきます。

 

デザイン案が決まれば、作成したデザインをHTMLにコーディング。この時、デザイン部分はCSSでまとめ、動的なものはJavaScriptを使用します。トップページ、テンプレートページのコーディングができれば、各ページに情報を流し込み、それぞれのページをリンクで接続。作業は仮サイトにアップロードしデザインの崩れや画像のリンク漏れ、文字化けなどを都度確認します。問題がなければ本サイトにアップして本稼働です。

 

WEBサイトの運用では、WEBデザイナーはバナーやページの追加、キャンペーン用のページ(ランディングページ)の作成などを行います。企業PR、ショッピングサイト、情報サイトなどホームページの目的によって運用作業の頻度、内容は変わります。企業PRはプレスリリースなどテキストベースの更新が多く、企業のPR担当部門が直接更新することも。ショッピングサイトなどは定期的にイベントがあり、その都度新しいバナーやランディングページが必要で、WEBデザイナーの活躍の場が比較的多くあります。

 

WEBサイトは何年かに一度リニューアルするのが一般的。リニューアルの際は、WEBサイトの目的などの見直しから行い、デザインもその時点での流行を反映させていく必要があります。

 

2. WEBデザイナーの年収や待遇

WEBデザイナーの年収・給与、待遇経済産業省のデータ(「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」2017年)から抜粋しました。その他のWEB関連職のデータも比較のために並べています。

 

コンテンツクリエイタ・デザイナー 411.0万円

インターネット関連企業の営業・マーケティング 682.1万円 

WEBサイト プロデューサー・ディレクター 792.9万円

 

WEBデザイナーの年収はその他のWEB関連職と比べると意外と少なめ。WEB制作の現場ではプロデューサー・ディレクター、営業・マーケティング が突出しているので低く見えますが、一般的な事務職などと比べれば十分に高収入です。

 

WEBデザイナーフリーランスも多く、案件単位でや副業的に収入を得ているケースも多いので、見た目の年収が低く見えている可能性もあります。在宅で副業的にできる仕事で年収411万円ならばかなりよい条件ではないでしょうか?

 

3. WEBデザイナーに向いている人とは?

WEBデザイナーの仕事は華やかに見えますが、地味で細かい作業が多く、コーディングはデザインとは全くかけ離れたプログラミングの仕事。このため、デザインだけをイメージしてWEBデザイナーの道に進むと「何かが違う」と息詰まる可能性があります。

 

一方、プログラミングサイドからWEBデザイナーへの転向を図ろうとすると、デザインセンスで限界を感じることも。テンプレート的なページは作れるのにランディングページがうまく作れない、バナーのセンスが悪いと言われるなど、デザインの壁にぶつかる人も少なくありません。

 

WEBデザイナーに向いているのは、デザインとプログラミング、どちらのスキルもバランスよく習得できる人。また、モニターに向かう時間も長いので、集中力や根気が求められ、顧客やプロデューサーなどとコミュニケーションがうまく取れることも大切です。

 

一方、デザインもプログラミングも、知識を得ることでカバーできます。自分に足りないものを学習で補える努力家であれば、センスに自信がなくてもWEBデザイナーになれる可能性はあるので、あきらめないことが一番大事です!

 

 

4. WEBデザイナーになるための資格やスキルについて

未経験からWEBデザイナーになるために、資格やスキルは必要なのでしょうか?

 

WEBデザイナー向けの試験に、ウェブデザイン国家検定があります。1~3級に分かれた試験に合格すると、国家資格のウェブデザイン技能士が得られるので、WEBデザイナーになるためには受験すべきでしょうか?

 

ウェブデザイン国家検定ではWEBの基礎知識やHTML、CSSの知識、知的財産権などを問われるものの、スキルを見るというよりも知識を見るための試験WEBデザイナーに求められるものは知識よりもセンスやWEB制作のテクニックなので、正直あまり意味がありません。

 

WEBデザイナーに求められるスキルは大きく分けて下記の2点です。

・画像加工、修正

・HTML、CSSJavaScript等コーディングのスキル

 

画像加工・修正ではIllustratorやPhotshopといった画像処理ソフトを使うことがほとんどのため、この2つのソフトウェアを自在に扱えることが必要です。具体的には、写真のトリミングやカラーの調整、バナーやアイコンの作成、ページデザインなどがあります。

 

HTML、CSSJavaScript等コーディング用のプログラミング言語はWEB制作にかかわる人ならば当然の知識。最近はブログサービスなどでHTMLを知らなくてもWEBページ作成ができるようになりましたが、プロのWEBデザイナーならばタグ(HTMLで使われるコード)からページ作成できるだけの知識が必要です。

 

WEBデザイナーと印刷物のデザイナーとの違いは、画像処理ソフトでデザインしたものを、HTMLで再現できるスキル。ブラウザの種類やバージョンが違うと見え方も変わってしまったり、レイアウトが崩れてしまうこともあるので、ブラウザやHTMLのバージョンにも気を配る必要があります。

 

ポートフォリオWEBデザイナーのスキルを証明する最適のツール

 WEBデザイナーになるのに資格は必要がない一方、スキルやセンスがあることを証明できなければ仕事は得られません。そこで必要になるのがポートフォリオポートフォリオとは作品集のことで、デザインの世界ではよく使われるプレゼンテーション用のツールです。

 

ポートフォリオは駆け出しWEBデザイナーの転職活動用だけでなく、プロのWEBデザイナーも個人WEBサイトを作成し、これまでにかかわったWEBサイトを画像やリンクで紹介するといった形でも利用されます。

 

WEBデザイナー養成スクールでは、ポートフォリオ作成のためにWEBサイトを一から完成させる課題もあるほど転職・独立活動に必須のアイテム。独学でWEBサイト制作を学ぶ場合も、ポートフォリオ作成を意識して学習を進めるのがおすすめです。

 

5. WEBデザイナーになるためのおすすめの方法とは?

未経験からWEBデザイナーになるためのおすすめの方法は何があるのでしょうか?

 

WEBサイト作成にはIllustoratorやPhotoshopといった画像処理ソフトは必要ですが、プログラミングなどと比べると作成環境は個人でも簡単に用意できます。また、デザイン、HTML、CSSJavaScriptのどれをとっても書籍やWEBの情報が充実しており、独学でWEBデザインを学ぶことも十分可能です。

 

一方、練習用にWEBサイトを立ち上げようと思ってもアイデアが出ない、仕事をしているのでWEBサイト作成の作業時間が限られている場合など、未経験者が独学で学ぶと時間がかかりがち。いつまでたってもWEBデザイナーになれず挫折してしまうことも。

 

短期間で効率的にWEBデザインを習得し、転職や独立を考えている場合は、WEBデザイン養成スクールを利用するのが一番。費用はかかりますが、スクール終了後転職サポートが得られるスクールも多く、思い切って仕事を辞めて集中的にWEBデザイン学習をすることもできます。

 

デジタルハリウッドSTUDIO by LIGのようなデザイン学校母体で本格的にWEBデザインを学ぶ通学型のスクールから、テックアカデミー(TechAdacemy)のようにプログラミングスクール主催のオンライン完結型スクールまで、目的や通学方法で選ぶことも可能。すぐに結果を出したい人はWEBデザイナー養成スクールを利用するのがおすすめです!

 

 

IT転職・未経験者がインフラエンジニアになる方法

システムエンジニアやWeb系プログラマなど主にソフトウェア扱うIT系職種と対極にいあるのが、このページで紹介するインフラエンジニアです。AI化が進み人手が足りなくなったのはソフトウェア系の仕事だけではなく、ハードウェアを設計・監視するエンジニアも同じ。このため、ハードルの高かったインフラエンジニアも、知識や資格があれば未経験者でも育てようという会社が増えています。

 

この記事ではインフラエンジニアになるための方法を、仕事内容や年収、資格などに分けて解説していきます。プログラムよりもハードに興味がある方はインフラエンジニアの仕事に目を向けてみてはいかがでしょうか。

 

 

1. インフラエンジニアの仕事とは

インフラとつくことから想像できるように、インフラエンジニアはインフラ、つまりIT環境の基盤を設計・構築・運用保守をする仕事です。ITインフラはサーバーやPC、ネットワークといったハードウェアと、それらを動かすためのOSなど基本システムが含まれます。すべてのIT機器やアプリケーションががスムーズに動くための縁の下の力持ちと言えるかもしれません。

 

Web系エンジニアやシステムエンジニアに比べると地味な印象がありますが、ITインフラがなければどんなアプリケーションもサービスも使えないため、トレンドに影響されず常に需要のある仕事ともいえます。最近は企業のシステムだけでなくゲームや家電など様々なものがインターネットに接続されていることから、快適なIT環境を運用できるインフラエンジニアの需要は高まっています。

 

インフラエンジニアの主な仕事内容は、

・インフラ環境の設計

・構築

・運用・保守

の3段階に分かれます。

 

インフラ環境の設計では、顧客の求める環境をヒアリングし、必要なサーバーやネットワーク機器、クライアントPCやプリンターといったハードウェアの種類や数の選定、その上で利用するソフトウェアなどを決めていきます。顧客の考える予算の中で最も快適にシステムが動く設計を考えなくてはならないので、各種機器の能力だけでなくアプリケーションの仕様などにも精通している必要があります。

 

構築は設計した機器を実際に現場に設置していく作業です。物理的な配線からネットワーク上での接続、その上に乗るOSやアプリケーションの設定などが含まれます。サーバーやネットワーク機器の基本設定は自社内ですませ、現場では配線作業と最終作業、調整、テストをすることがほとんどです。

 

現場での設置は顧客の営業時間外になることが多いため夜間や週末に作業することも珍しくありません。また、力仕事も多いためネットワークエンジニアを含むインフラエンジニアは動きやすい服装も許可されている場合があります。

 

運用・保守は設置後、システムがスムーズに動いているかを定期的または顧客からの依頼でメンテナンスをする作業です。自社から遠隔で操作できるものと、現場に行く場合とがあります。ルーティンワークが多いので未経験者や新人はまず運用・保守などのサポート業務からスタートすることが多いです。

 

トラブル対応では原因がサーバー側かネットワーク側か、その上のソフトウェアなのかといった切り分けが必要になり、経験が物を言う世界でもあります。また、各種機器のメーカーやソフトウェアの開発元とのコミュニケーションも必要になります。

 

 

2. インフラエンジニアとネットワークエンジニアの違い

ITインフラにはサーバー、PC、ネットワークなどのハードウェアがあると書いたので、インフラエンジニアとネットワークエンジニアは同じなのでは?と思った人もいるかも知れません。

 

ネットワークエンジニアはインフラエンジニアの一部で、主にネットワークに特化した作業を担当します。同じようにインフラエンジニアには、サーバーに特化したサーバーエンジニアがいます。現場では、よほどの大企業出ない限りインフラエンジニアとサーバーエンジニア、ネットワークエンジニアの業務の間に明確な切り分けはないことがほとんど。どちらの作業もできるのが基本です。

 

私の周りのエンジニアを見ていると、自分の肩書をネットワークエンジニアと言う人はCiscoの上位資格を取得し、サーバーエンジニアはLinuxマイクロソフトの上位資格を取っているようです。通常インフラエンジニアはどちらの資格も中級レベル程度まで取っていきますが、最終的に自分が得意とする方向に自然と偏っていくようです。

 

 

3. インフラエンジニアの年収や待遇を確認する

 インフラエンジニアの年収は厚生労働省のデータでは確認できないためリクルートのTech総研のデータと、実際の募集広告の数字から確認していきます。

 

30代エンジニアに聞いた内容を元にまとめた平均年収は以下の通り。

基盤・インフラ 575万円

ネットワーク設計・構築 547万円

通信インフラ設計・構築 543万円

運用、監視、テクニカルサポート・保守 477万円

 

30代に限定しているので全世代で見ると差異はあると思いますが、大体の傾向がつかめると思います。設計や構築ができるインフラエンジニアは、運用保守がメインのインフラエンジニアよりも年収が上です。これは運用保守が比較的経験が浅い人が担当する場合が多いこと、設計構築は時間外作業が多いことなどの影響もあると推測できます。

 

求人広告はエン・ジャパンの転職サイト、エン転職から最新のものをチェックしました。

 

東京、愛知、大阪などに顧客がある中規模インフラ設計会社。インフラエンジニア未経験者も歓迎しているこちらでは3年目25歳の年収例が400万円です。休みがきちんと取れることを売りにしていることもあり、時間外手当が少ないので年収にも数字が反映されているのかと思います。

 

東証二部上場の別の企業では運用・保守の担当インフラエンジニアを募集。月給28万円とあり、賞与を加味しなければ年収336万円からのスタート。先程のインフラ設計に比べると数字が低くなりますが、安定した職場で長く続けられれば悪くないです。

 

一般的な仕事と比べると年収は悪くありませんが、他のIT系職種と比較するとやや低めの傾向にあるようです。プログラマーに比べると労働時間の管理がしやすく、時間外残業が少ないということもあるかもしれません。インフラエンジニアで高収入を狙いたい人は設計・構築ができるようになることと資格の取得が必要になります。

 

 

4. インフラエンジニアに向いている人とは?

インフラエンジニアでも、運用・保守と設計・構築では向いている人はやや異なります。

 

運用・保守はルーティン作業が多く定期的にシステムのアップデートやメンテナンス、顧客訪問などがあり、きちんとスケジュール管理ができる人に向いています。また、顧客からはメールや電話で問い合わせが入ることも多く、顧客とコミュニケーションがうまく取れる人は評価が高くなります。

 

コンピュータが好きで、中でもサーバーが好きな人は様々な機器を組み合わせて環境設定や構築ができる設計・構築系インフラエンジニアは楽しい仕事です。ただし、それぞれの機械の上で動かすソフトウェアにも詳しくなる必要があるため、ITに関する幅広い知識を吸収する意欲がある人が向いています。

 

もちろん、資格取得も必要ですので、日々勉強する姿勢を持てることは必要な能力。資格取得を応援し、合格したらお祝い金が出たり、給与が上がる会社もありますので、ご褒美をモチベーションに勉強できる人は高収入も狙えます。

 

 

5. インフラエンジニアになるための資格やスキルについて

人手不足が深刻なIT業界では、未経験者や他業種からインフラエンジニアに転職する人も増えています。 特に運用・保守からスタートしてシステム設計・構築へと経験によりステップアップができるインフラエンジニアは、必要な知識があれば比較的入り口は低め。そのためにも知識があることを証明できる資格取得が必須となります。

 

未経験からインフラエンジニアを目指す人が最初に取りたい資格は、基本情報技術者試験。他のIT職種でも出てくる基本情報技術者試験はインフラエンジニアこそ必須の資格です。

 

試験は年に2回しか開催されないため、半年から1年かけてしっかり準備して臨みたいですが、未経験者にはかなり難しく感じるかもしれません。実際合格率も20%台と難関。この先さらに上位の資格も目指したいこともあり、スクールの利用も検討するといいです。

■ 基本情報技術者試験についてはこちら

 

また、他の応募者の差をつけるにはベンダー系資格も持っていると強みになります。基本情報技術者試験に合格したら、CiscoCCNALinux技術者認定試験の資格取得も目指したいところ。こちらは独学で勉強するのはかなりハードルが高いですが、スクールでは効率的に短期間で資格取得まで導いてくれるのでおすすめです。

 

おすすめ情報!無料でネットワークエンジニアになる&資格を取得する方法

ネットビジョンアカデミー~未経験でも無料でエンジニアになれる! | IT転職でイイミライ~おすすめエージェント&スクール情報

インフラエンジニアには欠かせないネットワークの知識が無料で学べるスクールを紹介しています。1ヶ月でCCNA取得を目指せるのはうれしいですね!

 

 

未経験者がインフラエンジニアになるための方法を見てきましたが、参考になりましたか?運用保守からスタートし、スキルアップして資格も取得すればインフラ構築や設計のできるインフラエンジニアを目指せば高収入にも繋がりやりがいのある仕事。

 

人手不足のため、未経験者でもやる気と資格があれば歓迎される今、インフラエンジニアを目指して勉強してみてはいかがでしょうか?

IT転職・未経験からWeb系エンジニアになりたい人が最初にすべき事

スマホタブレットの普及とともに、IT業種の中でも需要が急激に高くなっているのがWeb系エンジニアです。従来からあるサイト(ホームページ)の作成から、スマホアプリの開発・運用まで幅広い仕事内容をカバーすることもあり人手不足が目立っています。システムエンジニアやネットワークエンジニアと違い資格や難しいIT知識を不要としないので、未経験者を積極的に採用している会社も多いです。

 

この記事では未経験者がWeb系エンジニアになるための方法を、年収や待遇、向いている人、必要な資格などを分析しながら順を追って説明しています。漠然とWeb系エンジニアへの転職を考えている人が始めの一歩を踏み出せるお手伝いをします。

 

 

1. Web系エンジニアの仕事とは?

Web系エンジニアのメインの仕事はウェブサイトの作成とアプリの開発ですが、プログラマーとの違いはデザインやデータベースの設計など付随業務もWebエンジニアの仕事の範囲に含まれる点。会社の規模が大きい場合は全体をまとめるリーダー、デザイン担当、プログラミング担当などに分かれグループで作業しますが、小規模の会社の場合一人または少人数で企画開発からリリースまで完了させます。

 

Webエンジニアの仕事はプログラマーと共通項が多いですが、使用するプログラミング言語に違いがあります。Webプログラミングで一番良く耳にするのがHTML。今あなたが見ているこのページも、基本はHTMLで構成されています。HTMLファイルにはこの位置に画像を配置して、ここには文章を、などどのように画面に表示するか指示する内容が書かれています。セットで使われるCSSはHTML内でのデザインを指示するための言語です。

 

Webプログラマーが一番使うことの多いHTMLはプログラミング言語と言っても、表示をさせる機能だけでデータのやり取りなどのプログラム機能はなく、通常PHPJavaRubyという他のWebプログラム言語と組み合わせて使われることがほとんど。ホームページでよく見かけるお問合せフォーム、ショッピングサイトのカートシステムが身近なWebプログラムです。

 

プログラマーと重なる部分が多いため、プログラマー出身者がWebエンジニアとして独立することもありますが、Webプログラマーは資格を取得し基本のプログラミング言語が使えるようにならないと基幹システムのプログラマーに転職するのは難しいです。

 

 

2. Web系エンジニアの仕事範囲は意外と広い

Web系エンジニアと一般のプログラマー、使用する言語以外に大きく違うのは仕事の範囲です。一般的なプログラマーのお仕事は、純粋にプログラミングがメイン。顧客とのヒアリングや進捗管理などはSEが行ったり、1つのシステムの中でも複数のプログラマーがパーツごとにプログラムを書きます。(個人や小規模な会社は多少仕事がかぶります)

 

それに対し、Web系エンジニアはよほど大きな会社や大規模なプロジェクトでない限り少数や個人のため一人が抱える仕事の範囲が広くなります。デザインや仕様の作成、完成後のテストもWebプログラマーが一人で兼任する例も少なくありません。

 

理由の1つは基幹システムなどに比べ、Webのプログラムは小規模なものが多いこと。また、パーツに汎用性があり、例えばショッピングカートのシステムが1つあればデザイン部分だけ変えれば他のWebに流用できるため開発にかかる作業量が少ないからです。

 

このためWebプログラマーシステムエンジニアやネットワークエンジニアと言った代表的なIT職種に比べるとフリーランスとして働いたり、独立しやすいのも特徴です。

 

 

3. Web系エンジニアの年収、待遇を確認

Web系エンジニアへの転職を考えている人は、年収や待遇も気になりますよね。厚生労働省の出している賃金構造基本統計調査ではWeb系エンジニアはプログラマーとしてまとめて書かれてしまっているため、単独の数字を確認できません。

 

参考までに賃金構造基本統計調査のプログラマー全体としてのデータは以下の通り(平成30年度)。

平均年齢 32.3歳

平均年収 601.2万円

 

プログラマーには上級プログラマーや大企業に所属する高収入のプログラマーが含まれるため、実際のWeb系エンジニアの年収はここまで高くないと予測されます。そこで、求人情報から実際の数字を見ていきます。

 

リクナビで見つけたWebデザイナーアプリ開発の仕事。首都圏で、未経験者歓迎のこの会社では入社2年目の年収例として470万円、4年目が710万円です。ゲームアプリ開発がメインのWeb系エンジニアは、比較的高い傾向があります。

 

Web系エンジニア単体の募集が多く確認できるindeedでは、都心だけでなく地方の仕事もたくさん。ここでは比較のために首都圏の募集の数字を確認します。小規模なWebプログラミング会社では月給 22万~35万円、年収で考えると264万~420万円(賞与を加味せず)。他の会社もだいたい月給20万前後なので、中小規模では年収300万~400万円台が現実の数字に近いように見えます。またアプリ開発よりもウェブサイト作成が中心の会社は年収が低い傾向があります。

 

一般的な事務職よりも収入は高くなりますが、システムエンジニアやネットワークエンジニアなど他のIT関連職に比べると低めの傾向にあります。ただし、企業規模による格差、またスキルレベルにより大きな差があります。最近の傾向ではゲーム系やスマホアプリ開発ができるWeb系エンジニアは重宝され、高収入を得られるチャンスがあります。

 

 

4. Web系エンジニアに向いている人やスキルとは

Web系エンジニアで使用する言語はプログラム言語の中でも比較的理解しやすく、プログラミング未経験者でも短期間で習得できるメリットがあります。このため、IT系に転職したいが技術的な面に不安がある、という人がIT系キャリアをスタートさせるきっかけになります。

 

また、以前はデザインはWebデザイナーが作成することが多かったのですが、テンプレートなどの発達で大企業のイメージ戦略的なサイト以外ではデザインが重視されない傾向にあります。このため、Web系エンジニアが簡単なデザインも兼務することが多くあり、おしゃれでなくとも見やすくきれいなサイトが作れるセンスがある人は歓迎されます。

 

Web系エンジニアは独立しやすい職種であると同時に、比較的なりやすい仕事のため競争が激しく、サーバーサイドで動くプログラムが書けないと収入はあまり高くありません。フロントエンドと呼ばれるHTMLやJava Scriptなどを使ったデザインメインの技術だけでは将来性も収入も見込めないのが現実。推奨資格がないからと甘えずに、サーバーサイドで動くJavaRubyといったプログラムの習得を目指せる人はWeb系エンジニアとして成功する確率が高くなります。

 

資格よりもセンスが問われることのほうが多いWebプログラマーですが、CSSの仕様が定期的に変わることで今まで使えていた手法が使えなくなることも。常に新しい情報と技術を取り入れていける前向きな姿勢が求められます。

 

 

5. 未経験者がWeb系エンジニアになるためのスキルや資格について

前項でも書いたとおり、Web系エンジニアは他のIT技術者に比べると比較的資格を重視しません。他では必須だった基本情報処理技術者も評価の対象にならない事が多いです。

 

Web系エンジニアで一番求められるのは経験と実践力。というのも、最近はソフトウェアやオンラインサービスを使えば誰でも簡単にホームページが作成できるため、それなりに知識があるという人がたくさんいるからです。

 

私は異業種からの転職だから、経験なんてありません!という方もいると思います。こういった方は自己アピール用ホームページを作るのが一番。できればドメインも取り、全く白紙からHTMLを自分で作ったものがいいですが、無料ホームページとテンプレートを使ったページでもカスタマイズ部分で自分の技術を見せることができます。

 

Webプログラミングは既存のパーツを組み合わせて1つのサイトを作ることも多く、例えばPHPで書かれたお問い合わせフォームを自分が見せたい形にカスタマイズできていればスキルとセンスがあることを伝えられます。

 

Webプログラマーになりたいと思ったら、まずはHTMLがかけるようになること。次に既存プログラムのカスタマイズができるようになること。ここまでできたら、デモページを用意し採用試験に臨むことができます。

 

HTMLは初心者向けの関連書籍がたくさん発行されているので独学でも勉強可能ですが、PHPJavaRubyは環境設定のハードルがやや高いためスクールを利用すると短期間習得できます。早く転職したいと考えている人はスクールで勉強するのが近道です。

 

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おすすめプログラミングスクール6選~未経験からのIT転職やスキルアップを! | IT転職でイイミライ~おすすめエージェント&スクール情報

 

 

 

未経験者からWeb系エンジニアになりたい人が最初にすべき事として仕事内容や年収、スキルなどを見てきましたがいかがでしたか?Web系エンジニアは資格が重視されずITの知識がなくても入りやすい仕事なので、転職を目指す人も多いです。

 

センスと技術を目指せばフリーランスや独立も夢でないのがWeb系エンジニア。まずは自分のホームページを作って見るところからスタートしてみてはいかがでしょうか?

IT転職・未経験からプログラマーになる方法

IT関連職と聞いてすぐに思い出す仕事のひとつがプログラマーという人は多いと思います。今ほどインターネットが広まる前から、コンピュータを使う仕事の代表格でもあるプログラマー。初めて自分で書いたコードが動き出すのを見て感動する人も少なくなく、物を作り出す仕事としても根強い人気があります。

 

コンピューターは会社でオフィス系のソフトを使う程度の未経験者がプログラマーになるにはどうしたらよいのでしょうか?この記事ではプログラミング未経験者がプログラマーへのIT転職を成功させる方法やポイントをまとめました。

 

参考)

未経験からプログラマー(PG)転職~おすすめの成功方法 | IT転職でイイミライ~おすすめエージェント&スクール最新情報

 

1. プログラマーの仕事とは

プログラマーとは、プログラムを作成する人全般を指す言葉です。では、改めてプログラムと聞かれてすぐに答えられますか?

 

プログラムにはいくつか種類があります。1つ目は、OS(オペレーションシステム)と呼ばれる、コンピューターの基本機能を制御するためもの。マイクロソフトWindowsシリーズ、アップルのiOS、最近ではグーグルタブレットなどに使われているChromeなどがあります。

 

2つ目はOSの上に乗り、特定の作業を果たすために動くプログラム、アプリケーションソフトウェア。一般的にソフトウェアと呼ばれるものはこちらで、マイクロソフトExcelやWord、インターネットを見るためのブラウザソフト、写真を加工したりするものもありますね。スマホタブレットに乗っているものはアプリと呼ばれますが、アプリケーションの略で同じものと考えて良いです。

 

その他ゲームもプログラムの1つ。PS4やスウィッチで利用できるゲームも、スマホでできるアプリのゲームも、作るためのソフトが異なるだけで同じカテゴリに入るものです。

 

最後に会社の業務で使われる基幹システムと呼ばれるプログラム。イメージしやすいものとしては銀行システムや、製造業で使う在庫管理システム、総務に使われる人材管理システムなどがあります。

 

一般的にプログラマーといった場合4つ目の基幹システムを作る人のことを指す場合がほとんど。OSやオフィスといったソフトウェアはマイクロソフトのような世界規模の大企業が作っているので一般的なシステム開発会社で作ることはないと思って良いです。ゲームも専門の会社が作りますが、基幹システムとは工程が大きく異なるため、別のものと考えたほうが良いです。

 

いわゆるプログラマーが作るソフトが他のOSやソフトウェアと大きく異なる点は制作の工程です。こういった市販されている製品は製作者が世の中全般のニーズを汲み取って多くの人に利用されることを前提とした汎用的なもの。これに対し、まずシステムエンジニアが顧客にヒアリングをし問題点を見つけ出し、それを解決するために作られるのがプログラマーが手掛けるプログラムです。

 

通常プログラマーが単独で働くことは少なく、システムエンジニアが要件をとりまとめたりスケジュール管理をする中で、各プログラマーはシステムのパーツを個別に制作していくというグループ作業になります。プログラマーは経験を積んでいきチームリーダーから、最終的にシステムエンジニアを目指すというキャリアパスになることが多いです。

 

 

2. プログラマーの年収は高い?待遇や条件をチェック

プログラマーの年収や待遇はよいのでしょうか?厚生労働省のデータと実際の求人広告から数字を確認してみました。

 

まず、厚生労働省の賃金構造基本統計調査の職種別賃金額のデータです。平成29年度のデータではプログラマーの平均年収は599.3万円となかなかいい数字が出ています。しかし、企業規模で見ると1000人以上の会社での平均給与が978.9万円なのに対し、10~99人の会社では412.4万円と企業の規模により格差があることがわかります。

 

また、プログラマーをまとめる存在、システムエンジニアの同年の平均給与は1004万円と大台に乗っているところも見逃せません。システムエンジニアの仕事は管理する立場であることと、プログラマーを経てSEになるため経験年数が長いことから大きく差がついてしまっていると考えられます。

参考)賃金構造基本統計調査 / 平成29年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種

  ※政府統計の総合窓口サイトに掲載された厚生労働省のデータです

 

次にリクナビNEXTで実際の求人広告を見ていきます。

 

未経験者歓迎として募集のある社内システム開発の仕事。年収例として、入社1年未満で360万円、5年目には603万円と経験によって大きく年収が変わることがよくわかります。

プロジェクト単位で現場常駐で開発をする東京のシステム会社では最低一年の経験が必要ですが、1年目で500万円、経験10年では1300万円とかなり高収入になります。

 

プログラマーの年収も他のIT関連職と同様、経験を積めば積むほど高収入が期待できます。また会社規模による格差も大きいので、同じ会社に長く勤務するだけでなく他社への転職も考慮に入れるとさらに収入アップが望める仕事です。

 

 

3. プログラマーに向いている人とは

プログラミングはとても地道な作業。最近はGUIで直感的にプログラムが書ける(コーディングと言います)開発ソフトも増えてきましたが、基本はコードを黙々と入力します。また、動作がうまく行かない時も原因を突き詰めるため1行づつコードを見直したり、様々なテストを繰り返したりするのは日常茶飯事。地味な作業を根気良く続けることのできる集中力は欠かせません。

 

ネットワークエンジニアに比べると資格を取り続ける必要はありませんが、時代の流れとともに新しい開発言語にトレンドが移るということがしばしば起きます。高収入を目指したり、転職を視野に入れている人は仕事で使う開発言語以外にもアンテナを張り、個人で勉強できる人は強いです。

 

また、プログラミングは長時間に渡るため、集中力と体力が必要名他、コーディングに閃きが必要だったりと、比較的若い人に向いている仕事でもあります。このため生涯プログラマーという人もいますが、ある程度の年齢になった人はシステムエンジニアにステップアップするケースがとても多いです。

 

 

4. 未経験者がプログラマーなるために必要な資格とは

システムエンジニアやネットワークエンジニアに比べて、資格の重要性は低いプログラマー。とはいえ、未経験者がプログラマーとして採用されるには最低限の知識があることを証明できたほうが良いです。

 

基本情報技術者試験は将来システムエンジニアを目指すことを考えても、先に取っておいて損のない資格。ソフトウェアが中心とは言え、IT業界では自分のコンピュータは自分でセットアップしなければならないことは多く、基本情報技術者試験の勉強をする過程で得た知識は自分を助けてくれます。

■ 基本情報技術者試験についてはこちら

 

プログラマーの場合、開発言語の認定資格を持っていることは強みになります。Oracleの認定するJava SE認定資格はメジャーで、一番下のBronzeは比較的難易度が低く取りやすいです。ただし、実際に使えるとみなしてもらえるのはSilverからになります。狙っている会社の開発言語がわかる場合は、それに合わせた認定資格を狙うのもあり。

 

ただ、個人のパソコンでは開発環境を作ることは難しく、社会人向けのプログラマー育成コースに通うほうが簡単です。通学型からオンラインまで幅広くありますので、今の仕事を続けながらでも勉強できるスクールが必ず見つかります。

 

 

おすすめ情報)

おすすめプログラミングスクール6選~未経験からのIT転職やスキルアップを! | IT転職でイイミライ~おすすめエージェント&スクール情報

→おすすめのプログラミングスクールをオンライン、通学型のどちらも紹介しています。

 

5. プログラマーになるための方法やスキルパスを考える

エンジニアの仕事をしていく上でプログラミングは基礎スキルの1つです。このため、プログラマーはIT職の入門として考えることもできます。

 

プログラマーを目指す際、最初に考えておきたいのがどんなアプリケーションの開発をしたいかです。例えばゲームやウェブアプリの開発がしたい人はどれだけ長くシステム開発会社にいてもスキルパスは繋がりません。Webプログラマーは基幹システムのプログラマーとは求められるスキルが異なりますので、注意しましょう。

 

未経験からプログラマーになると、最初は出来上がった製品のテスト要員や資料の整理といった事務的な作業もあります。バグ修正から始め、最終的には自分でプログラムを書けるようになっていくことを目指します。

 

3~5年して十分に経験のあるプログラマーとして認められると、上級プログラマーを目指すかシステムエンジニアになるかを考える人が増えます。システムエンジニアのほうが高収入の場合が多いですが、現場が好きな人はプログラマーとしてのスキルを磨き続ける道を選ぶようです。

 

使える言語が増え、開発実績が増えれば転職のチャンスも。スカウトされることも多く、通常プログラマーの転職は高収入への道に繋がります。ただし、労働条件が過酷になる場合も多いので、転職には信頼できる転職アドバイザーなどを利用するほうが安心です。

 

 

未経験者がプログラマーになるための方法について見てきましたが、いかがでしたか?実は私自身も経理事務から未経験でプログラマーへの道を進みました。勉強中だったものの資格も持っておらず、チャレンジャーな会社だったと思います。結局プログラマーとしてキャリアアップはできなかったのですが、他のエンジニア職よりも未経験者が採用されやすいのがプログラマー。是非チャレンジしてください!

 

 

IT転職・未経験からネットワークエンジニアになる方法

IT転職に興味があるが、コンピュータの前でコツコツ作業をし続けるのは苦手と考えている方。プログラムよりもハードウェアのほうが好きという方はネットワークエンジニアが向いているかもしれません。

 

社会全体のIT化が進み人手が足りないのはシステム開発だけではなく、それをインターネットに繋ぐネットワークの技術者も同じ。以前は理系大学や専門学校卒業生の仕事と考えられてきましたが、全く別の業界から未経験でネットワークエンジニアの転職にチャレンジする人も増えてきています。

 

この記事は未経験からネットワークエンジニアになるための方法をマニュアルのように紹介します。ネットワークエンジニアになりたいが何から始めたらよいかわからないあなたの手伝いができれば嬉しいです。

  

参考)

未経験からのネットワークエンジニア転職~おすすめの成功方法 | IT転職でイイミライ~おすすめエージェント&スクール最新情報

 

1.  ネットワークエンジニアの仕事とは?

ネットワークエンジニアは比較的仕事内容がイメージしやすいIT職種の一つ。名前の通り、ネットワークに関わるシステムを見ることが主な仕事。具体的にはネットワークの設計から始まり、構築、運用保守、メンテナンスを行います。

 

日本はコンピュータのIT化が始まってからすでに時間が立っているので、殆どの会社はすでにネットワークが構築されています。このため、ネットワークエンジニアの日々の仕事の中心は運用、保守、メンテナンスといった既存ネットワークが快適に動くための監視。時々システムの入れ替えなどで大掛かりなプロジェクトが入ることもあります。

 

ネットワークエンジニアの勤務地は、社内システム管理室、ITソリューションベンダーの他、データセンターと呼ばれるサーバーが大量に並び様々な企業のネットワーク管理やサーバー管理を行う建物での勤務があることが特徴的です。

 

2. ネットワークエンジニアの年収、待遇を確認

ネットワークエンジニアの年収は政府統計では個別に出ていないため、Tech総研のデータと、SEと同様最新の求人情報から実際の募集金額を見ていきます。

 

Tech総研のデータは、ネットワークエンジニアに該当する業種はネットワーク設計・構築、通信インフラ設計・構築、運用・監視・テクニカルサポート・保守に別れています。ルーティンワークが多いからか運用・監視などメンテナンス系はやや低めです。

 

ネットワーク設計・構築(LAN・Web系)平均年収 547 万円

通信インフラ設計・構築(キャリア・ISP系)平均年収 543 万円

運用、監視、テクニカルサポート、保守 平均年収 477 万円

 

この中で最高金額は通信インフラ設計・構築(キャリア・ISP系)で1100万円、最低は運用・監視200万円でした。ネットワークエンジニアの中でも未経験者が入りやすい運用・監視の最低給与額が最も低くなったと考えられます。

参考)Tech総研:30代エンジニア2180人に聞いた平均年収の実態と満足度

 

 

次に実際の求人からのデータです。ネットワークエンジニアの求人情報はリクナビを参考にしました。

リクナビNEXT(https://next.rikunabi.com/)

 

未経験者歓迎の関東圏を中心にプロジェクトを持つネットワーク構築の会社では1年目の年収が350万円、7年目で437万円。未経験で若い人を中心に集めているからか、少し低めです。

 

大手企業の外部IT構築会社では経験者を中心に集めており、プロジェクトメンバーで年収600万円、リーダーになれば800万円、マネージャーであれば1060万円とかなり稼げることがわかります。

 

Tech総研のデータからも、ネットワークエンジニアは経験やスキルだけでなく勤務先により年収に大きく差が出ることがわかります。未経験者はやや給与が低くても研修などを通して経験が積める会社からスタートし、スキルアップとともに転職をすることで高い年収が期待できそうです。

 

 

3. ネットワークエンジニアに向いている人とは?

ネットワークエンジニアはシステムエンジニアプログラマーなど他のIT職に比べ体を使うことが多い仕事。このため、机に向かって黙々と作業をするのが向いている人よりも体力仕事を苦に思わないタイプの方が向いています。

 

具体的例をあげると、システムの設計段階では打ち合わせやコンピュータに向かいますが、実際の構築が始まるとケーブルを物理的に配置したり、ネットワーク機器を天井裏に設置と、かなりの肉体仕事が待っています。また、ネットワークは止めていられる時間が限られるため、会社の業務時間が終わってから翌朝までの深夜作業が多いのも事実。

 

実際私の周りのネットワークエンジニアは仕事外ではジムに通ったり、趣味でスポーツをしているようなアクティブ派は少なくありません。定期的にスポーツをしていなくても、日常的に体を使っている人が目立ちます。

 

ネットワークエンジニアは機器や配線と言ったハード面だけでなく、ソフトウェアを理解していなければネットワーク設計ができません。保守では障害監視といった地道な作業も必要です。新人の間は特に根気の必要な作業も多いので、丁寧な仕事ができる人が向いています。

 

また、ネットワークエンジニアは人と協力して作業することが多いため、コミュニケーション能力の高い人は色々なプロジェクトで重宝されます。特にネットワーク構築を希望するのであれば、人と接することや長時間他人と一緒に作業することが嫌いでないほうが良いです。

 

他のIT職同様、日々更新される新しい技術を学んだり、シスコなどベンダー資格を定期的にアップデートする必要があり、資格試験勉強をすることが苦でないことも大切な条件です。ただし、資格取得に助成金をつけたり報奨金を出す会社も少なくなく、取れば確実に転職に有利になれるため、スキルアップに貪欲な人は高収入への道がひらけます。

 

 

4. ネットワークエンジニアに必要な資格やスキルについて

IT職種とは切り離せない資格取得。未経験者がネットワークエンジニアになるにはどの資格をとっておくのが有利でしょうか?

 

システムエンジニアのページでも取り上げましたが、国家資格の基本情報技術者試験は必須の資格です。基本情報技術者試験に合格していれば、ネットワークエンジニアとして必要な最低限の知識があることを証明できます。

 

システムエンジニアと違いネットワークエンジニアは未経験者歓迎の会社も多く、他業種からの転職も多い職種。当然倍率も高くなるので基本情報技術者試験に合格していなければ履歴書で落とされてしまう可能性もあります。

 

年2回の開催ですので、ITの基礎知識がない人は半年から1年かけてしっかり準備して試験に臨むと良いです。

■ 基本情報技術者試験についてはこちら

 

この他ネットワークエンジニア向けの国家資格にネットワークスペシャリスト試験があります。ネットワークスペシャリスト試験の平均合格率は4.8%とという超難関試験。ネットワークの保守や運用で経験を積んだ人が上級エンジニアに進むためのステップアップですので、未経験者は受験を考える必要はありません。

 

ネットワークのベンダー資格の代表にCisco(シスコ)のシスコ技術者認定があります。試験自体の難易度が高いこと、レベルや分野がいくつも別れていて仕組みがわかりにくいこと、何より試験料が高いことから、経験者がスキルアップのため十分な準備をしてから受けるものと考えて良いです。

 

IT職種の中でもネットワークエンジニアは資格取得が収入アップに繋がりやすいので、未経験のうちから常に勉強を続ける姿勢を保ちたいです。現在他の会社で働いている人も、すでにネットワークエンジニアになっている人も利用しやすいオンラインスクールが増えていますので、上手く利用したいですね。

 

おすすめ情報)

ネットビジョンアカデミー~未経験でも無料でエンジニアになれる! | IT転職でイイミライ~おすすめエージェント&スクール情報

→無料で資格取得、就職斡旋までしてくれるオンラインスクールネットビジョンについて詳しく書かれています。

 

 

5. 未経験者からネットワークエンジニアになるためのキャリアパス

最後に具体的に未経験者がネットワークエンジニアになるためのキャリアパスをまとめました。現在異業種で働いている方で、IT業界への転職、その中でもネットワークエンジニアを希望している方のプラン設計になればと思います。

 

1. まずは資格取得から 

 現在異業種で働いている方が最初に始めることは資格取得のための勉強です。ネットワークエンジニアはIT以外の知識も必要とされることが多いため、比較的異業種からの転職はしやすいIT系の仕事。とはいえ、最低限の知識がなければ面接までたどり着けない可能性があります。

 

資格の項目で書いた基本情報技術者試験は必携の資格ですし、受験勉強を通してネットワークエンジニアとして働くための最低限の知識を得ることができます。合格率20%台の難しい試験なので、独学で半年から1年間、今の仕事をしながら勉強を。2、3回受けても合格できない場合は資格取得講座を取ることも考えたほうが良いです。オンラインで通える講座もたくさん出ているので、短期間で資格取得まで行きたい人は始めから利用するのも手です。

参考)

基本情報技術者 総合本コース|情報処理技術者講座|社会人講座|<資格の大原>

受講料75,300円で、4~6ヶ月で合格を目指すオンライン講座。 

 

2. 未経験者が採用されやすい会社を選ぶ

ネットワークエンジニアを必要とする会社は様々です。総合的にITサービスを提供しているところから、配線をメインにしている会社、データセンター、ケーブルテレビやセキュリティシステムの会社もあります。

 

しかし、未経験者がデータセンターの仕事ってかっこいい!と大手データセンターの採用試験に応募しても通ることはほとんどありません。データセンターは信頼性が第一のクリティカルな仕事を求められるため、転職では経験者の採用が中心。

 

未経験者が採用されやすいのは、中規模程度のネットワーク構築会社や、社内システム管理担当。基礎的なネットワークの仕事を繰り返す仕事は実力がつきやすく、ステップアップのための資格取得に協力的な会社であれば社員のモチベーションも高いです。

 

3. 転職後のプラン

ネットワークエンジニアに転職後、資格取得を続けながら3年程度働くと次のステップを考えます。

 

職場の環境が良ければ、その中でネットワークエンジニアのスペシャリストとしてネットワーク設計や構築のできるグループのリーダーを目指してもいいでしょう。コンサルティングや提案力を認められれば、現場での力仕事だけでなく営業的な存在としてシステム全体を見るマネージャーとしても活躍できます。

 

もちろん同じ職種でより条件の良い会社への転職も可能です。転職を有利にするためにも、日々資格取得を続けることが大切です。

 

また、シスコなどベンダー資格が取れていればデータセンターへの転職も見えてきます。出張や移動、外部作業の多いネットワークエンジニアの中でもデータセンターは勤務時間安定していて移動の少ない現場。出張に疲れた人におすすめです。

 

 

 

以上、未経験からネットワークエンジニアになる方法をまとめましたが、いかがでしたか?ネットワークエンジニアの仕事は室内でのプログラミング作業だけでなく配線などの作業もあり、他のIT職よりもアクティブな仕事。未経験者の採用も積極的な会社が多いので狙い目です!

 

 

未経験者がIT転職を成功させてシステムエンジニアになる5つのステップ

就職率は過去最低なのにキャリアが足りなく良い仕事につけない、と悩んでる方は意外と多いと聞きます。給与が高いのは営業だけど、外に出ていろいろな人に合うのは向いていない、AI化が進む中IT系が気になるという人が急増中。実は未経験からシステムエンジニアなどを始めとしたIT業界へ転職を希望する人が増えています。

 

文系大学卒業後、複数の転職を経てIT業界をいくつか見て回った私が、未経験者がシステムエンジニアになる方法を仕事内容や資格、条件などの最新のトレンドを交えて5つのステップでご紹介します。私がそうであったように未経験からIT業界への転職を希望する方や、女性の方の参考になればうれしいです。

 

 

参考記事)

未経験からSE(システムエンジニア)転職~おすすめの成功方法 | IT転職でイイミライ~おすすめエージェント&スクール最新情報

 

 

1. システムエンジニアとは具体的に何をする仕事なのか?

システムエンジニア(System Engineer)、略してSEと呼ばれる仕事はIT系の仕事の代表格。でも、業界外の人は実際は何をする仕事かよくわからないという声も聞きます。

 

ITの仕事というと、システムエンジニアの他にネットワークエンジニア、プログラマーなどを聞いたことがあると思います。ネットワークエンジニアであればネットワーク機器を中心としたハードウェア、プログラマーがプログラミングというソフトウェアの専門家であるのに対し、システムエンジニアシステム開発のプロジェクトをまとめるマネージャー的な存在。

 

具体的には依頼者と打ち合わせをし、問題点を見つけ出し解決するための方法を提案。プログラマーに個々の作業を依頼しつつ全体の進捗状況を管理。完成後はテスターなどを使ってテストをし、納品、場合によっては請求管理までをするのがシステムエンジニアです。

 

ITは理系の仕事という印象が強いですが、システムエンジニアはコミュニケーション能力や営業センス、問題解決能力など総合的な能力を求められる仕事。実際の現場でも、突然SEになる人は少なくプログラマーやネットワークエンジニアの経験を経てシステムエンジニアになる人がほとんどです。

  

 

2. システムエンジニアの年収や給与、労働条件は?

総合的なIT能力を求められるシステムエンジニアの仕事。給与や労働条件が気になる人も多いと思います。ここではインターネットの求人サイトでの実際の募集内容と、国税庁のまとめている民間給与実態統計調査のデータを紹介します。

 

国税庁民間給与実態統計調査の中から、業種別及び給与階級別の給与所得者数・給与額を見ると、システムエンジニア単体の情報は出てきませんが、情報通信業としてまとめられたものを確認できます。

 

平成30年度のデータは以下の通り。

平均年齢 42.0歳

平均勤続年数 12.0年

給与総額平均 6,224,000円

※参考 国税庁民間給与実態統計調査結果 平成30年度

 

全体の平均給与が441万円なので、システムエンジニアを含む情報通信業の平均収入はかなり良いです。一番ボリュームのある層は400万円~500万円以下で全体の約16%、400万円~700万円の間で全体の半数近くを占めています。

 

比較のために実際にいくらで募集されているか、インターネット転職の先駆者、en転職の求人情報を見てみます。

enエン転職 (https://employment.en-japan.com/)

 

システムエンジニアに限らず、IT系の仕事は経験により給与が大きく異なります

大阪の委託請負系開発会社のシステムエンジニアは、9時~18時の勤務で年収3,500,00円~6,000,000円、月給24万円以上。経験・能力を考慮とあるように、経験があれば年収が倍近くになります。

 

東京都内にある独立系システム開発企業では年収5,000,000円以上。年収例として、25歳で420万円、37歳で550万円、46歳で720万円とある通り、システムエンジニアとしての経験が比較的浅くても条件は悪くなく、長くなるほど年収の高くなる仕事とわかります。

 

ただし、2つ目の仕事に「30時間の固定残業代含む」とあるように、システムエンジニアは勤務時間が9時~18時と書かれていても、日常的に残業の多い仕事。特に締切が近づいてくると毎日遅くまで残業があるのは当然と思ってください。

 

募集広告と国税庁の出している数字はとても近いので、これが実態と考えて良いと思います。私自身の経験からも一般職からプログラマー見習いに転職したときは給与は1.8倍くらいになりました。経験3年と見習いで見習いのほうが高かったのですから、やはり技術職は強いということでしょうか。

 

働き方改革のおかげで残業が減ったと言いますが、提出日が決まっているものは優先させるのがIT業界の常識。残業が当たり前の世界だからこそ、運が悪いとブラック企業にはまったというもよく聞きます。条件が良いからと安易に飛びつくのではなく、システムエンジニアの転職こそ、転職エージェントや転職コンサルタントを上手く利用するのがおすすめです。

 

  

3. システムエンジニアに向いている人や必要なスキルとは

システムエンジニアはIT職種の中でも人と接する機会が多い仕事です。技術力も大切ですが、コミュニケーション能力の高い人がよいSEとして評価されることが多いです。打ち合わせの中から顧客の抱える問題を見つけ出したり、解決するための方法を提案することが必要なため、SEにはITの基礎知識だけでなく顧客の業界について研究する姿勢も求められます。

 

その他、多くのプログラマーやエンジニアを管理するためのマネジメント能力、スケジュール管理、コスト管理などITとは異なる能力が必要になるのがシステムエンジニア

 

このことから、システムエンジニアはプログラムの勉強をしてきた人だけでなく、営業系や文系出身者にも向いている仕事とも言えます。当然ITの知識は必要ですが、この後に出てくるシステムエンジニアに必要な資格を取る過程で解決できる問題です。

 

また、IT業界は常に情報や技術が更新され、それに伴い新しい資格を取り続ける必要があります。システムエンジニアに限らず、IT系の職種は資格取得のための勉強を苦に思わない努力家に向いている仕事とも言えます。

 

未経験だからIT転職はできないと思わず、自分がシステムエンジニアに向いていると思ったら資格を取るところからスタートしましょう!

  

 

4. そもそも未経験者でもシステムエンジニアになれる?

結論を言うと、未経験者でもシステムエンジニアになれるチャンスはあります。もちろん、何の準備もなく突然システムエンジニアの募集に応募しても採用されませんが、以前よりも未経験者がIT系の職種に転職できる確率は高くなっています。

 

一番の理由は、社会がIT化され、今後もますますその傾向が進むから。


IoTという言葉を聞いたことがありますか?IoTとはInternet of Thingsの頭文字をとったもので、色々なものがインターネットにつながること。一番身近なものはテレビ、最近はエアコンや冷蔵庫がインターネットにつながり外出中でもスマホから操作ができるようになりました。

 

今後は家電に限らず色々なものがインターネットに繋がりコンピュータ化されていくため、プログラミングやネットワークの技術者がたくさん必要になります。もちろん、一つ一つのプロジェクトをまとめるシステムエンジニアのニーズも高まります。今までは理系の大学や情報処理専門学校を出た人がプログラマーやエンジニアの道に進み、文系の人は経理や総務、営業といった技術系以外の仕事をしてきましたが、理系出身者だけでは人手がたりていないのが現状。

 

システム開発会社の多くは海外から技術者を採用したり、外国に開発を外注して対応しています。しかし言葉の壁のため十分な意思疎通ができず、顧客の満足する製品を作るのに時間がかかるという問題。結果、日本人の技術者、システムエンジニアが必要とされています。

 

私が新卒でプログラマーになりたいと思った25年ほど前は文学部出身者がプログラマーは務まらないと、書類専攻すら通りませんでした。今はどんな学部出身者でも、大卒でなくとも、必要な資格とやる気があれば第一歩を踏み出すことができます。

 

 

5. システムエンジニアになるための必須の資格とは?

ステップ1で書いたように、理系出身者でも突然システムエンジニアになることは少なく、プログラマーを経験後、コミュニケーション能力やマネジメント力がある人がSEにステップアップしていくことばほとんどです。このため、未経験者や理系出身者以外の人はまずプログラマーとして採用されることを目標に資格取得を目指します。

 

未経験者がまず書類選考で振り落とされないためにとっておきたい資格はITパスポートと基本情報技術者試験です。どちらも国家資格です。

 

ITパスポートはIT業界にいる人ならば知ってて当然の知識が中心。国家資格とは言え難易度は低め、頻繁に開催されていることから手慣らしのつもりで受験し、合格を目指しましょう。合格率が高いとは言え未経験者には十分難しい試験ですので、しっかり勉強して対策してください。

 

■ ITパスポート試験についてはこちら

参考サイト)Pro Engineer:ITパスポート試験とはどんな資格?難易度からおすすめ参考書までまとめました

 

基本情報技術者試験IT技術者の登竜門と呼ばれるように、IT技術者であればほぼすべての人が通過する道。特に未経験者であれば、最低限の知識と技術を示すことができる必須の資格です。ただし、ITパスポートの合格率が50%台なのに対し、基本情報技術者試験の合格率は毎年20%台。未経験者が初めて問題を見ると、これは日本語で書いてあるのかと戸惑うほど難しく感じるかもしれません。

 

さらに、基本情報技術者試験試験開催が年に2回しかないため、再チャレンジのチャンスが少ないことも試験を難しくさせています。勉強をしっかりし、場合によっては情報処理専門学校などの講座をうけるなどして対策をしたほうが良いかもしれません。

 

■ 基本情報技術者試験についてはこちら

参考サイト)Pro Engineer:基本情報技術者試験の合格率は?難易度と勉強時間の目安まとめ

 

システムエンジニアに必要とされる資格には国家資格の他、マイクロソフトやオラクルなどによるベンダー資格があります。ベンダー資格は実際にこれらの製品に触った経験がないと理解することも難しく、どちらかというと現在プログラマーや駆け出しSEの人がステップアップのために取得していくもの。未経験者は必要ありません。

  

参考サイト)Creative Village:実務に役立つ!システムエンジニア(SE)の資格まとめ【難易度別】(https://www.creativevillage.ne.jp/27509)

 

 

  

少し特殊な社内SEという仕事

最後に同じシステムエンジニア(SE)でも、仕事内容が少し違う社内SEについてお伝えします。

 

一般的にシステムエンジニアシステム開発会社や、IT系の会社の開発部門などで外部の顧客のシステムのために仕事をします。それに対し、社内SEは自社内のシステムを担当するのが仕事。メリットとデメリットがありますが、未経験者には比較的敷居が低く私個人としてはおすすめの形態です。

 

メリットの1つは、システム開発をする相手が同じ社内の人間なのでコストやスケジュールの都合がつきやすく、プレッシャーが少ないこと。また、不明点や問題点が出た時にすぐに現場に確認できる状況にあるためニーズに合ったシステムが作りやすく、システムエンジニアとしての満足感も高くなります。また、スケジュールに無理が少ないため、休みや残業が比較的調整しやすいのが社内SEの大きなメリットです。

 

デメリットは、システムエンジニアと行っても社内システム全体を見なくてはいけない場合がほとんどなこと。規模の小さな会社の場合、本来SEの仕事でないウイルス対応やハードウェアの不具合なども担当しなければならないことも。この規模の会社の場合、社内SEは開発に必要な要件をまとめるところまでしかせず実際の開発は外部に委託することもあり、開発がしたくて社内SEになったのにプログラムに触ることはほとんどなかった、というケースも。

 

社内SEは上級システムエンジニアが実力を発揮する場所ではなく、のんびりと自分のペースでシステム開発をしたい人、未経験でこれからIT全般の実務経験を増やしたい人に向いている仕事と言えます。

 

 

 

未経験者がシステムエンジニアになるため方法を順を追って紹介しました。これなら私もできるかも?と思っていただけたら嬉しいです。何はなくとも資格取得と勉強が鍵になるIT転職。コツコツと努力できるあなたならきっとシステムエンジニアになれます!