IT転職マニュアル~未経験からエンジニアになる方法

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IT転職に専門実践教育訓練給付金の利用をおすすめする3つの理由と注意点

一定期間雇用保険に加入すれば、誰でも資格取得や職業訓練に利用できると人気の高い教育訓練給付金制度。簿記や行政書士などの資格取得だけでなく、IT系の資格やプログラミングスクールでも利用が可能で、スキルアップをしたい人はもれなく確認したいおすすめの制度です。

 

特に、教育訓練給付金制度の中でも高度な技術の資格取得などに利用可能な専門実践教育訓練給付は、教育訓練費用の最大70%が給付されるため、IT転職のために資格取得やスキルアップしたい方に利用がおすすめ。

 

この記事では資格取得やスキルアップのためにプログラミングスクールを利用し、IT転職したい方に利用がおすすめの専門実践教育訓練給付金について、おすすめ理由やと注意点を紹介します。

 参考)

教育訓練給付制度を使えるプログラミングスクールのおすすめ【2021年最新版】 | IT転職でイイミライ~エージェント・プログラミングスクール比較

 

IT転職に専門実践教育訓練給付金の利用がおすすめな理由について

IT転職に専門実践教育訓練給付金の利用がおすすめな理由は、利用しやすい条件、金額が多い、失業中も不安が少ないの3点。まずは3つのおすすめ理由について説明します。

理由その1 条件を満たせば誰でも利用できる

専門実践教育訓練給付金は、簡単な条件を満たせば誰でも利用できる制度であり、大学の奨学金のように成績が重視されることもなければ、利用後返済の必要もないため、利用しないのはもったいない制度。

 

専門実践教育訓練給付金の利用条件は、基本的には雇用保険の被保険者期間が通算3年以上あることだけ契約社員派遣社員であっても雇用保険に加入して勤務していれば対象になる場合が多く、正社員に限られた制度ではありません。

 

一方、離職後1年以上経過した場合や失業保険を利用した方は注意が必要で、被保険者期間がリセットされ通算3年に満たない場合もあるので、利用の検討を始めたらハローワークで早めに確認するのがおすすめです。

 

理由その2 教育訓練給付金制度の中で給付金支給額が一番多い

IT系資格の取得やスキルアップに専門実践教育訓練給付金の利用がおすすめなのは、3種類ある教育訓練給付金制度の中で給付金支給額が一番多いから。

 

簿記資格の取得などに利用されることの多い一般教育訓練給付金は訓練経費の20%、高度なプログラミングスキルの取得にも利用可能な特定一般教育訓練給付金は40%ですが、専門実践教育訓練給付金はスクール終了時点で50%(最大40万円)、さらに資格取得と転職を成功させれば最大で訓練経費の70%(最大56万円)が給付金として支給されます。

 

漠然とIT転職をしたいと考えている方は、専門実践教育訓練給付金が利用可能なスクールかどうかを基準にスキルアップやスクール選びをするのもおすすめです。

 

理由その3 失業中ならば追加で教育訓練支援給付金がもらえる場合がある

教育訓練給付金制度の中でも、専門実践教育訓練給付金をおすすめする理由は、失業中は追加で教育訓練支援給付金がもらえる場合があるから。教育訓練支援給付金は失業保険のようなもので、利用者が45歳未満、教育機関が全日制などの条件を満たせば基本手当の80%を教育訓練期間終了まで受け取ることができます。

 

一般教育訓練給付金は、失業保険を利用すれば被保険者期間がリセットされるため使えなくなり、給付を受ければ失業保険がもらえないなど、どちらか一方しか利用できません。一方、専門実践教育訓練給付金であれば、スクールに通っている間も教育訓練支援給付金を受け取れる点がおすすめ。

 

利用条件や対象講座などが細かく決められているため、仕事を辞めて専門実践教育訓練給付金の利用を考えている方は、まずはハローワークで相談、利用条件を満たしているかの確認がおすすめです!

 

専門実践教育訓練給付金 利用にあたっての注意点

次に、専門実践教育訓練給付金の利用にあたっての注意点を紹介します。利用条件が比較的簡単な専門実践教育訓練給付金ですが、どのプログラミングスクールでも利用できるものではなく、また書類手続きがやや煩雑など事前に知っておきたい注意点をまとめました。

 

利用できるスクール・教育機関が限定的な点に注意

専門実践教育訓練給付金は給付金額が大きい一方、利用可能なスクールや教育機関が限定的で、どこでも使えるわけではない点に注意が必要。申し込み後に対象外だったとならないよう、専門実践教育訓練給付金を利用可能な講座のリストから選ぶか、スクールに利用可能の有無を確認する必要があります。

 

 

最近ではオンラインで完結できる専門実践教育訓練給付金支給対象講座も増え、ますます利用しやすくなりましたが、どのスクールでも利用できる制度ではないため、事前に確認が必要。この記事の最後で紹介したおすすめ以外のスクールは、厚生労働省の検索システムから探すことができます。

厚生労働省公式サイトの教育訓練講座検索システム

 

最大70%の支給を受けるには資格取得、IT転職が必要

専門実践教育訓練給付金は教育訓練経費の最大70%を給付金として支給を受けられますが、最大額を受け取るには教育訓練終了後の資格取得や1年以内に被保険者として雇用された場合など条件がある点に注意が必要です。

 

とはいえ、専門実践教育訓練給付金はスクールを終了するだけでも50%と、他の教育訓練給付金よりも多く給付金を受けられる利用メリットの大きい制度。資格取得の予定がなくとも利用可能か確認するのがおすすめです!

 

支給申請手続きや必要書類の保管を忘れないように!

専門実践教育訓練給付金は、対象講座を受ければ自動的に支給される制度ではないため、利用希望者は事前のハローワークで申請手続きや、給付金受け取りのための申請など各種手続きを忘れずに行う必要があります。

 

手続きには期間があり、受講終了後1ヶ月以内に本人がハローワークで行わなければならない点にも注意。また、申し込み時の書類やスクールからの申請書など、数ヶ月保管が必要な書類も出てくるため書類管理も重要になります。

 

専門実践教育訓練給付金を利用すると決めたら、利用可能なスクール探しと同時に書類を管理するためのファイルケースの用意や、カレンダーアプリへの設定などをすすめるのがおすすめです。

 

専門実践教育訓練給付金を利用して学びたいスキル

専門実践教育訓練給付金は高度なIT技術、AIや機械学習などを習得可能な講座やプログラミングスクールで利用が可能な制度です。最後に、専門実践教育訓練給付金を利用して学びたいスキルとおすすめのプログラミングスクールを紹介します。

 

クラウド技術を含めたWEBエンジニアのスキル

専門実践教育訓練給付金を利用して習得したいスキルの1つ目は、クラウド技術を含めたWEBエンジニアスキルです。WEBサービス開発に欠かせないWEBエンジニアスキルはプログラミングスクールで基礎から学べば、IT業界初心者でも十分習得可能なスキルで、転職サポート付きのスクールを選べば未経験からのIT転職もできます。

 

おすすめのスクールは、未経験者のために開発されたカリキュラムで、短期集中でWEBサービス開発のスキルが身につくと良い評判のDMM WEBCAMP COMMIT。WEBエンジニアに必要なスキルをHTMLから学び、身につく主な開発用プログラミング言語RubyRuby on Rails。一人でプログラミングを学ぶだけでなく、チーム開発も経験できる点も特徴です。

 

DMM WEBCAMP COMMITは転職保証付きで転職成功率98%なのもおすすめ。給付金最大支給額70%がもらえる可能性も高くなるので、専門実践教育訓練給付金を利用してWEBエンジニアスキルを身に付けたい方は、DMM WEBCAMP COMMITで無料相談がおすすめです!

 

最先端人材を目指せるAIや機械学習ディープラーニングのスキル

専門実践教育訓練給付金には第四次産業革命スキル習得認定講座が対象ということもあり、最先端人材を目指せるスキルが習得可能なプログラミングスクールや講座の多くが利用可能です。

 

人気が高いのはPythonを利用したAIスキルや、データサイエンス、機械学習ディープラーニングなどで、既にITエンジニアとして活躍している方が、さらにステップアップを図る場合はもちろん、全くの未経験からチャレンジ可能なプログラミングスクールもあります。

 

プログラミング言語Pythonに特化したプログラミングスクールAidemy(アイデミー)は、オンラインのみで完結できる点が良い評判で、AIアプリ開発コースを含む3コースが専門実践教育訓練給付金対象講座。Pythonの基礎から始まり、ポートフォリオに使えるアプリの制作まで、実践的なスキルを学習可能な点がおすすめです。

 

また、転職サポートの手厚さでも評判のプログラミングスクール・AIジョブカレは、機械学習講座+ディープラーニング講座などの2講座が専門実践教育訓練給付金対象講座で、スキルの習得だけでなくキャリアサポートも得たい方はAIジョブカレの無料説明会参加がおすすめです。