将来性のあるプログラミング言語~未経験者が学ぶおすすめは?
どんな職業も常に最新の情報や技術を取り入れていくのは大切なことですが、技術の進化が早いIT職種はそれが特に顕著。ネットワーク技術であれば今は5Gがもてはやされていますが、いつ6Gに変わるかは誰も予測ができません。
プログラミング言語の場合、その言語自体が進化する場合もありますが、新しい言語が開発されたり、これまでとは別のプログラミング言語が主流になるなどの変化があります。ニーズの高い言語を習得すれば、転職にも有利で、フリーランスであれば仕事を獲得できるチャンスも広がります。
このページでは、未経験者が今から学ぶのにおすすめの将来性のあるプログラミング言語を、選ぶポイントや特徴なども合わせて解説していきます。
参考)
【2020年最新】学習がおすすめの人気プログラミング言語ベスト5 | IT転職でイイミライ~おすすめエージェント&スクール比較サイト
プログラミング言語を選ぶポイント
おすすめのプログラミング言語を紹介する前に、学習したい言語の選び方のポイントをまとめました。難易度、求人数、年収、どのサービスに使えるかの4つの点を解説します。
POINT 1. 難易度
初心者がプログラミング言語を学ぶ際は、他のポイントを押さえつつも難易度の低いプログラミング言語を選ぶ必要があります。
プログラミング言語により、習得難易度は大きく差があります。例えばホームページを作成するために利用されるHTMLはテキスト言語ですが、命令が英語ベースなので比較的理解しやすく習得も簡単。特別な開発環境も必要なく、作成したプログラムはブラウザですぐに確認できます。
しかし、HTMLはWEBエンジニアの必須スキルである一方、誰でも習得可能なため、HTMLができるだけでは転職できません。難易度だけで選ばず、求人数や年収も合わせて確認する必要があります。
難易度は、単純にプログラミング言語のわかりやすさだけでなく、開発環境が容易に準備できるか、情報が簡単に入手できるかなども考慮。HTML以外ではCSSやJava Scriptは特別な環境が不要で、難易度が低いプログラミング言語です。
POINT 2. 求人数
求人数はそのまま需要と考えられるため、プログラミング言語を選ぶ際の大きなポイント。IT職種に特化した転職エージェントの求人情報検索を利用すると、言語別の求人情報に絞り込みができ、求人数の参考になります。
例えばIT転職エージェント・レバテックキャリアで調べると、最も求人件数が多いのは圧倒的な差をつけてJava、次いでPerl、PHP、Java Scriptと続きます。これら以外でも求人件数が常に3桁あるようなプログラミング言語を学習すれば、安定的に求人があるプログラミング言語と考えてよいのではないでしょうか。
POINT 3. 年収
未経験からITエンジニアやプログラマーに転職したい人の多くは、高年収を期待しているのではないでしょうか?選んだプログラミング言語により年収額も差が出るため、事前に確認しておきたいポイントです。
IT職種は経験により年収差が大きく、単純に求人情報を見るだけでは高収入が得られるプログラミング言語かどうかを判断するのは難しいため、IT情報サイトなどがデータ分析などをしているものを参考にします。日経XTECHが2019年11月に発表した「開発言語別・技術者年収ランキング」を見ると、1位はJava Script、次いでSQL、C/C++、R、VBA、Pythonと続きます。
上位3位のプログラミング言語に限らず、一般的にプログラマー、SEは前職種の平均年収より高めな点も考慮。これら以外の言語でも上位に名前の挙がっているプログラミング言語でまとまった求人数があるものを選べば、高収入は期待できそうです。
POINT 4. どのサービスに使えるか(将来性・トレンド)
プログラミング言語はそれぞれ得意なサービスやシステムの開発があります。以前は企業の基幹システム開発で利用されるような言語が主流でしたが、現在はWEBサービスやゲーム、スマホアプリ、AIや人工知能、データ解析に利用可能なプログラミング言語の人気が高く、求人や案件が多数見つかります。
この中から、将来性や現在のトレンドを加味し、自分が開発したいサービスの言語を選ぶのがおすすめ。学習を始める前にプログラミング言語ごとの向き不向きを確認しておくのが大切です。
今から学ぶ未経験者におすすめのプログラミング言語
ここからは、今から学ぶ未経験者におすすめのプログラミング言語を個別に解説します。
1. Java Script
未経験者が学ぶおすすめのプログラミング言語は、難易度、求人数、収入のバランスが取れているJava Script。特別な開発環境がいらないというのは、未経験者にとっては重要で、またインターネット上だけでなく書籍などを使って順を追って学びやすいという利点も大きいです。
ただし、Java Scriptはブラウザ側のプログラミングができるだけでは十分でなく、Node.jsサーバーサイドJava Scriptやフレームワークの習得も求められます。こちらは独学ではややハードルが高くなるためオンラインプログラミングスクールなどを利用すると効率的に学べておすすめです。
2. Java
JavaはJava Scriptと名前は似ていますが、全く別のプログラミング言語。初心者にはJava Scriptに比べやや敷居が高く感じますが、求人件数が圧倒的に多く、高収入も期待でき、WEBサービスからゲームアプリまで幅広い開発で利用可能で、迷ったらJavaにしておけば間違いない、という声もあります。
Javaは利用者が多くWEBで情報を集めやすく、プログラミングスクールの選択肢が多く学習しやすい環境も魅力的。Tech Academy Proのような転職保証付きプログラミングスクールもあるので、転職しやすさでも注目したいプログラミング言語です。
3. Python
将来性からみて注目度の高いプログラミング言語がAIや人工知能分野で利用の多いPython。求人件数や年収も年々増加傾向で、トレンドを重視するならばPythonがおすすめです。
少ないコード量でプログラムが作成でき、わかりやすいため初心者も習得しやすいという利点があります。海外ではAIだけでなく、WEBサービスの開発にも利用されています。
AI、人工知能と聞いて難しく感じる人は、入門レベルのPythonを無料で学べるAidemyのようなサービスを利用するのもおすすめ。自分にできそうか確認して、興味を持てたら有料クラスに進むことができます。
4. Ruby
開発者が日本人ということもあり、日本語情報が豊富で、利用企業も多い点でおすすめなプログラミング言語がRuby。コーディングがしやすく、フレームワークの利用で短時間でプログラミングができる(つまりわかりやすい)という点で初心者におすすめです。
WEBサービス以外ではWEBアプリ、ゲームなどの開発にも利用されるRubyは、プログラミングスクールを利用して習得し、転職に成功した人も多い点もおすすめ理由の1つ。テックキャンプ・エンジニア転職のようなサービスをうまく利用すれば、未経験からITエンジニアへの転職も難しくありません。
5. PHP
上記4つのプログラミング言語と比べると、トレンド面ではやや劣るものの、初心者が学びやすく、求人も安定的にあるという意味でおすすめなのがPHPです。PHPはHTMLに埋め込んで利用できることから、問い合わせフォームやショッピングカートなどで利用がされてきたプログラミング言語。
一方、海外ではPHPで作られていたサービスが他の言語に置き換わっていくなど将来性があるとは言い切れない点がデメリット。HTMLやCSS、SQLなどとあわせまとめて学習し、WEBプログラミングの基礎を学ぶという意味でおすすめです。
6. Swift
未経験者が学ぶ将来性のあるプログラミング言語、最後はSwiftです。他の言語と比べ求人数は少ないものの、iPhoneアプリで利用されることからゲームアプリを開発したい人に特におすすめ。
書籍を利用して独学で学ぶことも可能ですが、iPhoneアプリ開発をまとめて学べるTech AcademyのiPhoneコースのようなプログラミングスクールを利用すると効率的。iPhoneアプリの開発ができるようになれば、転職だけでなく副業的に収入を得ることも可能なことから、Swiftはおすすめのプログラミング言語です。
参考)
【2020年最新】学習がおすすめの人気プログラミング言語ベスト5 | IT転職でイイミライ~おすすめエージェント&スクール比較サイト